若松が入りましたので早速生けてみました
針葉の緑がつややかで初々しい 神が宿るという松
いかにも神木の神々しさをじっと見つめます
先人達が昔から生けて神さまを仰いだという
いわば神事に近いならわし
正月花として生けるのは 未だ早いのですが その材料をみれば
すぐ手に取ってみたくなります
万年青(おもと)は毎年楽しみです
葉組はそこそこで異なるようですが あまり決まりにとらわれると
そのものの持ち味が損なわれるように思えます
決まりが先行すると生き生きとした万年青がちぐはぐになるように
かんじます
私の里には椿がおおく群生して皆慣れ親しんでいる花木です
ですが椿を生けるとなれば大変です
これは良くいかったねと思えることは未だ1度もありません
しかし椿は魅力的です 季節が到来してシ-ズン中はよく生けます
枝のよさ 花のよさ 葉の味 椿はみな違います
自然交配の雑種だから同じ土地にあっても
内容は個別です
話がそれましたね 今日は松と万年青を見て正月のきぶんを
感じたのでしたが これから年末まではこんな調子です