梨の新芽が赤銅色に光る 梨は新世紀を植えたはずだった 何十年かが経過しているが この実を食べたことは只の一度もない 実にありつけなかったのは 木を大切にしなかったことの表れだと 思っている だが梨の木には毎年見事な花を 咲かせてくれる それが嬉しいのだ 蕾の粒が鈴のように早春の冷たい風の中で 凛と生きずきやがて真っ白な...
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- 2017 4月
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藤が咲いた 山藤は何時も高いところにある 新緑に埋もれて咲くふじの青い色は この時期の山の賑わいを 更に増幅してくれる 昔は山の難所でもそこまでたどり着き ふじの蔓を手繰り寄せた 花の房は傷みやすいので 細心の注意で作業をした 持ち帰り 蔓の房を点検していて その蕾に見せる濃い青は この先咲いてくれるだろう花房を 予感...
カサブランカの白く大きい百合は 実際引き付けるパワ-があります 過ぎた日の記憶ですが それはバブル期の真っただ中のことでしたが 花市場の競りの折 カサブランカの値段がせり上がり1本3000円になりました 10本競りですから3万円です 常に5口ほどしかありませんので よほど腹を決めていないと 競り落とせません 私も是非ほ...
紅葉の若葉 あまりにも若すぎて 水上げはいかにと思いつつも 兎に角切り取り 即水切りを試みた 暫くして水が勢いよく 上がっているのに驚いた 青葉と紅葉の紅葉 それだけでいいなぁと 思いつつ カラ-を加えた 既に初夏の心地よい風に 何と清々しいこの日だろう...
平戸ツツジ飛蘭(ひらん) 数ある名品中羅生門と共に その代表格である 日差しの中で濡れたように輝く 輪は大きく色鮮明ではなやかである 生け花にはためがききにくいのが 少々惜しい しかし水揚げ水持ちがいい 日中花の茂みの前を通る時 あまりの華やかさに 目が眩みそうだ...
八重桜の枝はことのほかに柔らかい 枝自体が甘いような感じがする その豊かな桜に埋まりこむように 錯覚する鋏から伝わってくる枝の しなやかさ葉の開き具合と色合い 更にふくよかな花の重なり具合 正しく春の息吹の極みに想う 庭には桜の豊かさが漲り 吹く風さえ和んでいるよう その裏にはシャガ-の花が野暮に咲き誇っている 花には...
梨の花が終わるや 若葉があれよという間に 茂みになる 梨の枝の具合のよさ 柔らかい葉はこちらの心を 和ませてくれる 白のすずかげにカサブランカが フィトして心地いい 気温の上昇で昨日したたかに降り続いた雨は 地表から湯気となり 盛んに立ち上っている 時折微かに風が湧き音もなく 流れている すずかげとモンステラ 庭にはつ...
梨の花 既に花は散り始めている 咲き始めの新鮮さの折は 雨の中で切れなかった オオデマリはこれからの花 新芽と同時に花が上がってくる 3日見ないと 状態は見違えるほど進む 古い品種の花だが 捨て置いても毎年花咲かせてくれる 盛んに咲いた時には この辺りが爽やかに明るい 私の散歩道 桜が散り始めたところに 再び雨が降った...
Yさんにカサブランカを頂き A君にモンステラをもらった どちらもすごく立派だったので すぐさま器に入れてみた 先日花展に出品したYさんの材料を 誓っててみた 黒い材料がガラス瓶を弱めている この春の天候は何とも言い難く 特に桜の開花と同時に曇りか雨に見舞われた そのためか花期は長いと思っていた 吉野桜は既に散りはてたが...
桜は満開だが雨続き 外には霧雨と切りがかかっている 毎日シャッタ-を切っているが どんよりした写真なので 室内に生ける事にした 青木の枝 先端の柔らかい成長点の部分は 花ばさみで簡単に切れるが 若木といえども 全体の枝は固い バランスをとれば立ち方は 容易に変化に富むことが分かった 面白いのであれこれやってみよう 最近...
八つ手が印象的で 今日も眺めている内に 何気なく生ける準備をはじめていた それも先ほどフリ-ジャを 2本もらっていたので 八つ手に合わせてみたいと思っていた アクリルの透明な花器にレンギョウを短く 切り込んだ すると以外にレンギョウの金色の色が 冴えない これでいいと思う 八つ手を入れたら八つ手が 明確にその存在感を増...
青木 八つ手 雪柳 アクリル花器 車で3分程離れた杉山の青木を切った 杉山の青木は抵抗なく 全体の空間が広々しているので すんなりと伸びている 青木は成長点が葛や倒木などに 邪魔されるとそれなりに 不自然な成長を見せて面白い ですが切って来た青木は 素直に伸びてこれも又いい材料だ 八つ手が放つ調べには 怪しい謎めいた妖...
桜の開花は30日だった 開花予想が迫っても低温が続いたためだ 4月3日の今日になっても 桜の開花は2分咲にもならない 一方 紅李は初めてその優雅な姿を 見せてくれる まさかこんなに美しい花とは 思いもしなかった 紅スモモには大変失礼しました 視点をかえた3点 花は小さく1輪1輪は 実に地味な印象だが 全体をみれば 上品...
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