昨日の作品があまりピンとこなかったので
ハランを加えて訂正した 欲を言えばハランはもう少し右から立ち上がってほしかった
ですがそれはそれなりでいいとしよう
今日は昨夜より雨が降った
既に冷たい雨ではなく どこかでほっとさせる程度のぬくもりも感じさせた
もう明るい早春はそんなに遠くはないように思う
枯れ大王松 3年ほど前の年末にかなり売れ残った
それを乾かして保存していた
この大王松は生でも枯れても素晴らしい花材だ
私が店にいた頃だから20年も昔の話ですが
大王松をこれでもかというほど仕入れた
その前の年末にこの松をどうしたら売れるか試行錯誤して
これだというノウハウに行き当たった
それは松の根元から葉も一緒の金銀の水引で丁寧に巻き上げて
それを正月アレンジにしたらよく売れた
それにきずいたお客さんの目が光るのを見た これだと思い翌年
かなりの数仕入れた 自信に満ちていました
結果はずばりだったがその使い方は長いこと続いた
今枯れ松をみて当時を思い出しつくずく懐かしい
枯れ大王と枯れハラン その渋さがいい
華やかさのない生け花 静かで動じない風合い
枯れものの魅力は人によりけりですが決して万人向きではない
ハランを一枚残して、、、そのハラン吹き付けて着色したもの異様にくすむ朱色
流木も又好きな素材です
この年齢になれば自分好みを好きなだけ生ければいいとしている
焦げた流木に枯蓮
こんなにいい具合に枯れた蓮も少ない
蓮についての希有な体験は後にします